【歴史】
源氏と平氏の最後の戦とされる
「壇ノ浦の戦い(1185年)」以降、
九州各地に平家の落人が流れてきた「隠れ里」が
存在するが、熊本では「五家荘(ごかのしょう)」が
平家の里として最も有名である。
ところが、実は天草にも平家の落人と
それを追う源氏の軍勢が戦ったといわれる地が
いくつも残されている。
各地の伝承をもとにした推測によると
天草に逃れてきた平家の落人と源氏の追っ手は
まず倉岳町棚底で戦となり、一部は御所浦へ避難。
もう一部は、亀場で再び戦をしたあと山越えし、
新和町大宮地へ逃れ、砦と里を築いたと思われる。
そこが「平家城」という地名で、現在に伝わっている。
(写真:平家城上空からの眺め)
2020年11月02日更新